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ドジャース大谷翔平、微妙判定の見逃し三振に珍しく不満あらわ…何度も首を振る

スポーツ報知 2024年7月31日 13時7分

◆米大リーグ パドレス―ドジャース(30日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、敵地・パドレス戦に「1番・DH」でスタメン出場。初回先頭の第1打席は四球を選んで出塁し、今季28個目の盗塁に成功。第2打席は中飛。第3打席はパドレス松井裕樹との日本人対決で空振り三振に倒れた。第4打席は右直。9回1死での第5打席では、微妙な判定で見逃し三振に倒れた。

 パドレス先発はナックルボーラーのウォルドロン。ナックルボールだけでなく他の球種も織りまぜるスタイルの前に、大谷は今季2試合で対戦したが無安打に終わっていた。

 大谷は初回、四球で出塁すると2番スミスの打席ですかさず走った。4試合連続で28個目の盗塁に成功し、チャンスを広げた。ドジャースはスミスが中前打を放ち、無死一、三塁。ラックスの中犠飛を放ち、大谷が三塁から生還して先制に成功した。ド軍打線はなおもヘイワードが二塁打で二、三塁とし、パヘスの中前適時打で2者が生還。さらにビジオが右翼ポール直撃の5号2ランを放ち、初回に大量5点を奪った。

 2回1死での第2打席は中飛に倒れ、5回先頭での第3打席は、パドレス2番手の松井裕樹と対戦。メジャーで4度目の対決となったが、カウント1―2から外角に外れるスライダーを振らされ、空振り三振に倒れた。

 3打数無安打で迎えた9回1死での第5打席。フルカウントからの6球目は真ん中低めへのスプリット。大谷はしっかり見逃したが、球審の判定はストライク。右手を挙げた球審に「それはない」とばかりに手をふり、何度も首をかしげながら厳しい表情でベンチに下がった。

 MLBではこの日がトレード最終日。ドジャースは右腕J・フラーティをタイガースから、K・キーアマイヤー外野手をブルージェイズから獲得した。フラーティは今夏のトレード市場でベストの右腕。今季7勝5敗、防御率2・95と安定感は抜群で、離脱が相次ぐ先発陣で後半戦、プレーオフへ大きな柱となり得る存在だ。これでWシリーズへ向けた態勢は固まった。

 ロバーツ監督は試合前、今夏のトレード補強について「とてもエキサイティングなことだ。フロントオフィスを信頼しているので、この球団にとって長期的、短期的なそれぞれの視点でベストな仕事をしてくれると思っていた。とても興奮している」と話した。「今いる選手たちだけでも勝つ自信はあったが、何人かの選手たちはいつ戻れるかわからないので、我々はチームのその部分をガードしなければならない。このトレードでそれをすることができ、底上げできた」と話していた。

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