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浦和、38歳FW興梠慎三「自分の力じゃチームを勝たせられない」 現役引退決断の理由明かす

スポーツ報知 2024年7月31日 14時34分

 浦和の元日本代表FW興梠慎三が38歳の誕生日を迎えた31日、埼玉スタジアムで会見し、今季限りで現役引退することを表明した。

 スーツ姿で登壇した興梠は「今年で現役を引退することを決断しました。20年間という、いろいろな方に支えられてここまでやってこられたと思う。鹿島アントラーズ、コンサドーレ札幌、浦和レッズの関係者の皆さんには本当に感謝しています」とあいさつした。さらに、「今日は全部お答えするつもりです。堅苦しい会見は嫌いなので、にぎやかな会見にしたい」と話し、会見をスタートした。

 自身の誕生日である7月31日に引退会見を行うことを選んだ。「まだ今シーズンは残り4か月あるけど、今日は自分の誕生日です。自分にとってもこの日は特別な日でもあるけど、母に一番感謝しなきゃいけない、そして母に感謝するべき日だと思う。僕が現役を続けられたのも母が丈夫な体に産んでくれたから。自分にとっても、母にとっても自分を生んだ特別な日。お互いに特別な日である今日という日を、引退会見という形で感謝を伝える日でもあると思ったのでこの日を選んだ」と明かした。

 プロ20年目で引退を決意した。理由について「正直に言うと、自分の力じゃチームを勝たせられないなというのが正直な気持ちです」と本音を語った。さらに、「技術面ではそんなに変わりはないけど、体力的にサッカーは90分間という中で自分がスタメンで出てどこまでチームのために頑張れるかを考えると、なかなか長い時間持たないというのが正直な気持ちがある。スタジアムに足を運んでくださる皆さんはお金を払って見に来ています。それに値するようなプレーができているかと言われると、自分自身、正直自信がないというのがある。それでも見に来てくださる以上、プレーで見せないといけない。それに応えることができないもどかしさが自分の中でずっとあった。だからこういう決断に至ったと思う」と思いをにじませた。

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