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「ひるおび」専門家、バスケ河村のファウル判定騒動で2つのポイントを指摘「1番悔やまれる」のは…

スポーツ報知 2024年7月31日 14時50分

 31日放送のTBS系「ひるおび」(月~金曜・午前10時25分)では、パリ五輪の男子バスケットボール日本代表について特集した。

 世界ランク26位の日本は、21年東京五輪銀メダルで開催国で同9位のフランスと延長戦の末に90―94で惜敗し、歴史的勝利を逃した。第4クウォーター(Q)に八村塁が退場するアクシデントがあったが、試合時間残り10・2秒の時点で4点リード。大金星が迫っていた時、司令塔の河村勇輝(横浜BC)が3点シュートを打とうとした相手選手にファウル。シュートは決まり3点+フリースローで1点を与える“4点プレー”を献上し、同点に追いつかれ延長で力尽きた。

 番組では河村が相手に接触していないように見える写真がSNS上で拡散され、審判への批判が起きていることも紹介。ゲスト出演した元プロバスケットボール選手でアナリスト・佐々木クリスさんは「あの状況では触っているとか触っていないではなくて、自分たちの運命を審判に委ねるような状況にしてしまってはいけないと思うんですよ」と話し、2つのポイントを指摘した。

 1つは、審判がフランス選手の背中側に立っていることから、河村のプレーがよく見られていなかった可能性に言及。横からの写真では触れていないように見えるが、2人が重なって見えることで「シュートを打つ選手が、ちょっと手が外にはじけ出るような動きをしながら決めている。(河村に)はじかれたようにレフェリーが見たとしても不思議ではない。その状況になってしまっているということが1番悔やまれる」とした。

 さらにもう1つのポイントとして「河村選手の左手が、(フランスの)この選手が飛び上がる前に腰についていた」と指摘。「そのときに腰を押したか否かっていうのは、力がどのくらい加わったかっていうのは正直、定かではありません。僕が見る限り、流してもいいような接触の範囲内」としたが、「最初はシュートに影響がないほどの接触だと思ったかもしれないんですけど、空中で体勢を崩したことでやっぱりこれはさかのぼって(笛を)吹かなきゃいけないなと思わせた可能性がある」と語った。

 その上で河村について「絶対このゲームに勝ちたいという気持ちが相まって、間合いがつまりすぎてしまった。ここは背中を向けてでも、もしかしたらスリーポイントの成功を許容した方がよかったかもしれない」と話していた。

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