浦和の元日本代表ＦＷ興梠慎三が３８歳の誕生日を迎えた３１日、埼玉スタジアムで会見し、今季限りで現役引退することを表明した。
プロ２０年間の現役生活にピリオドを打つことを決めた。家族に引退を報告した時の反応については「妻は本当にサッカーに無関心なところがあるので『あ、そうなんだ』と。『おつかれさま』って言われたのかな…。そのような感じでした」と明かした。
さらに「子供は娘が小学４年生にいるけど、泣きながら『やめるの？』と言ってきました。『大谷選手みたいになってよ』と言われましたけど、『それは絶対に無理だよ。パパはパパなりに頑張ったから、ごめんね…』と言って、分かってくれた。息子はまだ１歳なので全く分からないので、やめるからねと言った。全部自分を受け入れてくれた。妻は長い間サポートしてくれたので感謝しかない」とかみしめた。
また、浦和のチームメートの反応については「自分はこういう性格なので、引退することに対して隠してなかった。『もう今年やめるから』と早い段階で言ってた。それだけ自分は誇りを持ってやめられるなと、隠すつもりもなく堂々とやってきたので『あ、知ってました』と言われるくらいで、何も言われなかった」と笑顔で語った。