◆パリ五輪 第6日 ▽卓球 男子シングルス2回戦 (31日・パリ南アリーナ)
30日の混合ダブルスで金メダルを獲得した後に、記念撮影しようとカメラマンが押し合った際にラケットが折れてしまう悲劇が起きた王楚欽が、男子シングルスで敗れる波乱が起きた。トルルス・モレゴール(スウェーデン)に2-4で敗れた。
世界ランキング1位の王は、前日の混合ダブルスで孫穎莎と組んでリ・ジョンシク、キム・グムヨン組(北朝鮮)を4―2で下し、卓球王国として今大会1種目目の金メダルを手にしたが、喜んだのもつかの間、大事な“相棒”を失い「自分の感情をコントロールできなくなった。故意ではないと思うが、なぜカメラマンがそんなことをするのか理解できない」とショックを受けた。「起きてしまったことはどうしようもない。予備のラケットでいいプレーができると信じるしかない」と話してシングルスに挑んだが、最悪の結果となった。
王楚欽「昨日のことで気持ちの面で影響はあったが、今日負けたのはそのせいではないと思う。今日は多くの問題があり、多くのミスをした。それが今日の失敗につながった」