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バレー男子 アルゼンチンに3―1で勝利 石川祐希がグーの“神”の手でブロック ボール避ける「細かい駆け引きスゴイ」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年7月31日 22時5分

◆パリ五輪 第6日 ▽バレーボール男子1次リーグ 日本3―1アルゼンチン(31日・パリ南アリーナ)

 日本が1次リーグC組第2戦でアルゼンチンに3―1で勝利した。第1セットを25―16、第2セットを25―22で奪い、第3セットは18―25で取られたが、第4セットを25―23で奪い初勝利。石川祐希がブロック時に手をグーにする“頭脳的”なプレーを見せるなど躍動した。

 第1セット23―16の場面でアルゼンチンのアタックに日本は3枚飛んだ。アウトとなり日本にポイントが入ったが、アルゼンチンがボールが日本選手の手に当たったとしてチャレンジを要求。しかし、ビデオでの判定では、左端で飛んだ石川が手を開かずにグーにしていたため、その上をボールが通り過ぎ、タッチはなく、日本の得点となった。

 NHKの解説を務めた08年の北京五輪代表の福沢達哉さんは「ブロックタッチを取られるのを恐れて、グーにしてたんですよね。指先ってタッチを一番取られやすいんですけど、3枚ブロックになると、相手も一か八か指先を狙ってくるんですよね。それを分かった上でグーにしてますから。細かい駆け引きもすごいです。これ、広げてたら当たってるんですよ。これは石川選手の得点ですよ」と、“神業”を絶賛した。

 ネットでも「グーのブロック初めてみた」「技術がすごい石川選手」「グー完璧すぎ」との称賛の声が上がった。

 第2セットの19―20の場面でも同じように日本のブロックにワンタッチがあったとアルゼンチンが要求し、チャレンジしたが、タッチはなしで20―20。この時も石川は手をグーにしていた。判定に不服のアルゼンチンが抗議するなどして、レッドカードを出され、日本に得点になるなどした。第2セットも25―22で日本が奪った。第3セットは取られたが、第4セットを取り返し、初勝利となった。

 日本は1次リーグ最終戦で8月2日(日本時間3日)に米国と対戦する。

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