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蝶花楼桃花、31日連続新ネタの独演会完走「自信をもたせてもらえた」

スポーツ報知 2024年8月1日 5時0分

 人気女流落語家の蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか)の31日連続独演会「桃花三十一夜」が31日、東京・池袋演芸場で千秋楽を迎えた。

 31日間で毎日ネタおろし(初演)に挑戦する前代未聞の試み。「一応どんな形であれ、31日間連続ネタおろしをやったという自信を持たせてもらえた。この先辛いことがあっても『いやいや、31日ネタ下ろしした』というものが持てましたし、自分がどんな噺(はなし)が覚えやすいのかという情報が分かったのは大きな収穫だと思います」と手応え。この1か月はストレスをためないように好きなものを食べることを許していたといい「独演会が終わって夜11時頃から家系ラーメンとがガツガツ食べてました」と笑わせた。

 師匠の春風亭小朝も20代のころ東京・銀座博品館劇場で30日連続のネタおろしを行ったことがあるが、桃花は「たまたま私は31日で1日多いのですが(笑い)、深夜帯の寄席で連続独演会をやった落語家というのは過去にもおりませんね」。30日には小朝もサプライズで激励に訪れたといい、千秋楽のネタおろしには小朝の得意ネタ「試し酒」を口演。「師匠にもらった一番大きなネタを最後にかけさせていただこうと」と師弟の絆をのぞかせた。

 開催中のパリ五輪では柔道女子52キロ級の阿部詩の涙に心動かされたといい「私、こんなに泣けるほど努力できてるかな。頑張らなきゃなと思わされました」と刺激を受けた様子。「真打ちになって2年、やりたいことは詰め込んで全部やるという感じでやってきたんですけど、少しずつゆっくり作品と向き合うこともしていきたい」と思いを込めた。

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