◆パリ五輪 第6日 ▽柔道(31日、シャンドマルス・アリーナ)
新添左季(自衛隊)が女子70キロ級敗者復活戦に臨み、スペインのアイ・ツノダ・ロウスタントと対戦。指導3本を受け、敗退した。
テレビ解説を務めた2010年柔道世界選手権男子100キロ級覇者で、天理大柔道部監督の穴井隆将さんは「もうちょっと力のある選手なんですけどね。でも、その力を出すのが難しいんです」と寂しげにコメント。
試合後の新添の「1年間、本当に毎日苦しくて…。金メダル獲れなくて情けない気持ちでいっぱいです」という涙のインタビューにネット上には「情けなくなんかないぞ!」、「新添、十分頑張った! 泣かないで」などの激励の声が集まった。
新添は1回戦では、左手から出血。止血処置を受けながら、ウズベキスタンのマトニヤゾワに抑え込みで一本勝ち。しかし、準々決勝で東京五輪銅メダリストのオランダのファンダイクに敗れていた。