◆パリ五輪 第6日 ▽卓球(31日、パリ南アリーナ)
女子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング5位の第3シードで初出場の早田ひな(日本生命)はジャナン・ユアン(フランス)と対戦し、4―0で勝利し、準々決勝に進出した。
開催国の選手相手にストレート勝ちしたが「完全に100ー0アウェーになることはわかっていた」と覚悟して臨んだ一戦。相手に隙を与えない快勝で「本当に1対1で勝負するっていう気持ちで入って最後まで気持ちを切らさず4―0で勝てたので良かったと思います」と胸をなで下ろした。
1ゲームも落とさずにベスト8入り。「取られてもおかしくない状況は2試合ともあった」と明かし、次戦で対戦する北朝鮮の
ピョン ソンギョンとの対戦について「当たる可能性あるっていうのはわかっていた。自分が戦術を変更しながら勝ち切れるように。柔軟な頭を持って試合に臨みたい」と引き締めていた。
28日に行われた1回戦では、ランキング84位のデボラ・ビバレッリ(イタリア)に4―0で快勝。31日の2回戦ではディナ・メシュレフ(エジプト)と対戦に4―0で下し3回戦に進出していた。
◆早田 ひな(はやた・ひな)2000年7月7日、北九州市生まれ。24歳。日本生命所属。福岡・希望が丘高卒。4歳から卓球を始め、14年のワールドツアー・チリOPで当時史上最年少の決勝進出。16年世界ジュニア女子団体金メダル。世界選手権は女子ダブルスで17年から3大会連続メダル、混合ダブルスは21年銀メダル。21年アジア選手権3冠。23年世界選手権(南アフリカ・ダーバン)で、女子シングルス銅メダル。左利き。167センチ。