日本高野連が、暑さ対策として公式戦の7イニング制を検討していることが31日、分かった。関係者によれば導入も選択肢のひとつとして複数回、議論を重ねているという。
近年、夏の暑さは激しさを増す一方で、高野連は安全な大会運営に向けた研究を進めている。公式戦の7回制はその一環として導入が検討されているもので、試合内容が濃密になり、選手の負担軽減による故障の予防といった利点がある。すでに国際大会では導入済みで、日本が初の世界一に輝いた昨年9月のU18W杯(台湾)も7回制で行われた。
高野連では今夏の甲子園大会から、開幕する8月7日から9日までの3日間を1日3試合にして、午前の部と夕方の部に分けて試合を行う「2部制」を初めて導入。酷暑から選手を守るべく、大きな第一歩を踏み出す。7回制についても、さらに考察を深めていくことになる。