◆パリ五輪 第6日 ▽体操 男子個人総合決勝(31日、ベルシー・アリーナ)
体操男子体操個人総合決勝が行われ、21年東京に続く五輪連覇を目指した橋本大輝(セントラルスポーツ)が84・598点で6位に終わった。
29日の男子団体決勝では大逆転で金メダルを獲得。2冠を目指したが、2種目のあん馬で落下するなど、5月にけがした右手中指の影響が響いた。
橋本の競技後のテレビでの一問一答は以下の通り。
―6位という結果だが
「(岡が優勝し)新しい歴史が見れてぼくは幸せです」
―どんな気持ちで戦っていた
「きょうは連覇するという意識はあんまりなくて、けがしてからここまで戻って、演技することができたんで。もう僕はこの舞台に立って演技することができて、本当にここまで僕を応援して下さった方々やサポートしてくれた人たちに、悔しいんですけど、きょう演技することができて、僕はもう、(種目別決勝に進めず)きょうでパリオリンピックは終わりなんですけど、堂々とやりきれたって気持ちでいっぱいです」
―いろんな思いがあった
「正直、この3年間しんどかったです。それを乗り越えて戦えたのも、応援してくださった方々のおかげだったので、みなさんの思いに応えることができなかったので、次の目標に向けてもう一度、自分を見直して、準備していきたいと思います」
―団体金があった
「けがをしてここまで戻って、団体の金メダルだけでおなかいっぱいなので、悔しい気持ちより幸せすぎて涙が出ちゃって。団体金メダルをとりあえずエースとして、エースとしてできたか知りませんけど、みんなのために戦えたことが今大会、本当に悔いの残らない大会でした」
―今後は岡との戦い
「国内からまた競技レベルが高くなって、日本の体操が強くなるっていう新しい未来も見えて。彼がけがしてここまで乗り越えて、彼の努力と諦めなかった強さに本当に僕も感動したし、彼もここからまた伸び伸びと次のロスに向けて一緒に戦えるように僕がまた鍛え直していきたいと思います」