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“ワタガシ”バドミントン界初の2大会連続メダル王手!東野「何度も苦しい場面があった」準決勝は最強中国ペアと対戦…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月1日 5時3分

◆パリ五輪 第6日 ▽バドミントン 混合ダブルス (31日、ポルトドラシャペル・アリーナ)

 準々決勝が行われ、2021年東京五輪銅メダルで第4シードの渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)が、日本のバドミントン界初となる2大会連続のメダル獲得に王手をかけた。デチャポン・プアバラヌクロ、サプシリー・タエラッタナチャイ組(タイ)を23―21、21―14で下し、4強入り。現地時間1日に予定されている準決勝で第1シードの黄雅瓊、鄭思維組(中国)に勝てば、日本勢同種目初の銀メダル以上が確定する。

 東野は「何度も苦しい場面があったけど、2人で声を掛け合って話し合いながらできたと思います」と語り、渡辺は「(準決勝で対戦する)中国ペアは強いけど、いい準備をできればチャンスはあると思います」と次を見据えた。

 北海道出身の東野と東京出身の渡辺は、福島の富岡一中で出会って結成13年目。“ワタガシ”と呼ばれ、初出場の東京五輪で同種目では、日本勢初の表彰台となる銅メダルをつかんだ。東野は「悔しい。次こそは金メダル」と雪辱を胸に、この3年間はパリ大会での頂点だけを見つめてきた。渡辺は「五輪は特別な空気がある。やるべきことを果たしたい」と話していた。

 ◆渡辺勇大(わたなべ・ゆうた)1997年6月13日、東京・杉並区生まれ。27歳。小学2年時に小平ジュニアで競技を始める。16年、日本ユニシス(現BIPROGY)入社。17年からA代表入り。167センチ。利き腕は左。

 ◆東野有紗(ひがしの・ありさ)1996年8月1日、北海道・岩見沢市生まれ。27歳。小学1年から競技を始める。富岡一中で初めて渡辺とペアを組み、富岡高時代の14年世界ジュニア選手権で銅メダル。18年、21年、22年全英オープン優勝。21年、22年世界選手権銀メダル。160センチ。利き腕は右。

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