サッカー女子代表「なでしこジャパン」はナイジェリアを3―1で下し、2勝1敗の勝ち点6でC組2位通過を決めた。準々決勝の対戦相手はB組1位の米国に決まった。
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なでしこの相手が米国に決定した。なでしこが2位突破を決めた約2時間後、米国がオーストラリアに2―1で勝利し、B組1位となった。
今大会の米国は、1次リーグ初戦でザンビアに3―0で大勝し、第2戦でもドイツを4―1で退けた。第1戦ではボール支配率67%でシュート27本を記録。第2戦はボール支配率61%、シュート13本だったが、決定力の差でドイツに大勝を収めた。
なでしこジャパンにとっては、11年ドイツW杯で初優勝に輝いた際の決勝の相手(2△2、PK3〇1)であり、12年ロンドン五輪決勝で惜敗(1●2)した相手でもある。
近年は欧州勢の台頭もあり、ロンドン大会を最後に金メダルから遠ざかっているが、FIFAランクは日本より2つ上の5位。金メダル候補の実力国であることに変わりはない。
1次リーグを3戦全勝で突破した男子サッカーも、準々決勝の相手は金メダル候補のスペイン。男女ともに、メダル獲得への試練とも言える組み合わせになった。