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競泳界に“新時代”の怪物誕生! 仏のマルシャン、史上初めて平泳ぎ&バタフライで五輪王者に 五輪新も連発…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月1日 6時50分

◆パリ五輪 第6日 ▽競泳男子200メートル平泳ぎ決勝(31日、ラデファンス・アリーナ)

 男子200メートル平泳ぎ決勝で、地元フランスのスター、L・マルシャンが2分5秒85の五輪新記録で優勝。現地時間31日は200メートルバタフライも1分51秒21の五輪新で制しており、2日目の400メートル個人メドレーと併せて3冠を達成した。五輪公式記録によれば、同一大会でバタフライと平泳ぎで優勝するのは史上初。競泳界に“新時代”の怪物が誕生した。

 平泳ぎを含む複数種目で、世界を制したのは例を見ない。2008年北京五輪で8冠を達成したM・フェルプス氏(米国)や、同氏のライバル・ロクテ氏がマルチスイマーの代表格だが、両氏は自由形とバタフライ、そして個人メドレー、背泳ぎで世界トップの実力を誇った。2016年リオ五輪で男子400M個メ金メダルの萩野公介氏も同様に、複数種目で日本選手権などを制したが、平泳ぎは専門外。パリ五輪代表の瀬戸大也(CHARIS)はバタフライと平泳ぎでトップクラスの実力を誇るが、同時に単一種目で世界大会を制した経験はない。

 マルシャンは200メートル平を制した後に表彰式を経て、約1時間半後に200バタで再び優勝した。地元の大観衆も「楽しめた」とマルシャン。昨年の世界選手権、400個メで4分2秒50の驚異的な世界新を樹立した22歳が、200メートル個人メドレーで今大会4冠に挑む。

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