Infoseek 楽天

張本智和「苦しい夜でした」睡眠不足も8強入り 世界王者・樊振東との次戦へ「ありのままの自分で勝ちに行く」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月1日 7時28分

◆パリ五輪 第6日 ▽卓球(31日、パリ南アリーナ)

 【パリ(31日)=林直史】男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク9位の張本智和(智和企画)は初対戦で62位のリンド(デンマーク)に4―1で勝利し、準々決勝に進んだ。

 21年東京五輪はダルコ・ヨルギッチ(スロベニア)に屈し、16強で敗退した。タイプは異なるが、同じラウンドで欧州勢に勝って8強入り。前回超えを果たしたが、「五輪はとにかく相手に勝って一個でも上に進めばいい。そういった点では東京よりも少しは成長できたかなと思うけど、まだまだここでは満足していない」と表情を引き締めた。

 2度目の五輪だが、重圧は少なからず感じている。「体が緊張しているのか、昨日は寝付けずに数時間しか寝られなかった。寝ようと思えば思うほど寝られなくて」と睡眠不足で臨んでいたことを明かした。前夜は気温が上昇していたこともあったのか「部屋が扇風機しかないので、音がうるさいのか。消したら消したで暑いので、消してつけてを3回ぐらい繰り返して苦しい夜でした」と苦笑した。

 それでも午前に行われた2回戦のノシャド・アラミアン(イラン)との試合後には、会場近くの両親が宿泊しているホテルで仮眠。体調を整えて臨み、1日2試合を勝ち抜いた。8月1日の準々決勝では世界選手権2連覇の樊振東(中国)と激突する。「一番大事なのは勝ちに行こうと思うこと。いつもは中国とやると、どこかで捨て身で行こうという気持ちが芽生えてしまう。捨て身で1回勝ったところで、今後続かない。ありのままの自分で勝ちに行く」と新境地で世界王者に挑む。

この記事の関連ニュース