◆パリ五輪 第６日 ▽バレーボール女子１次リーグＢ組（１日・パリ南アリーナ）
メダル獲得を目指す日本は、ブラジルと対戦する。初戦のポーランド戦に敗れただけに、決勝トーナメント進出に向けての大一番になる。通算成績は日本の４６勝９４敗。６月のネーションズリーグ準決勝ではフルセットの末、日本が勝利したが、過去五輪で２度の金メダル、２１年東京では銀メダルと常に世界のトップレベルにいる強豪には簡単には勝たせてもらえないだろう。
攻守とも安定した力を持ち、精神的支柱でもあるエース、ガビが独特のフォームからスパイクを決め、チームを引っ張る。サーブで崩し、ブロックで仕留める試合運びを得意とする。このため、日本はサーブレシーブが乱れると苦しい展開になる。ポーランド戦でも、サーブで押し込まれると、ブロックで止められる場面が目立った。
日本としては、サーブレシーブを、いい形でセッターに返すことが必須だ。さらに、ブラジルが根負けするくらいの粘り強い守りを続けたい。攻撃ではレフトでもライトでも、速い攻撃を仕掛けたい。古賀紗理那（ＮＥＣ）、石川真佑（フィレンツェ）らの頑張りに期待したい。