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苦境のドジャースが今季初の月間負け越し 迫るパドレス、Dバックスの足音 故障者続出&投手陣崩壊

スポーツ報知 2024年8月1日 13時2分

◆米大リーグ パドレス8―1ドジャース(31日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ドジャースが31日(日本時間8月1日)、同地区のパドレスに敵地で大敗し、今カード2連敗。対パドレスは今季3勝7敗となり、3試合を残して2010年以来14年ぶりの負け越しが決まった。「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(30)は3打数無安打1四球に終わり、今季初の3試合連続ノーヒット。4四球を挟んでいるものの、ド軍移籍後最長タイの15打席無安打となり、連続盗塁も4試合でストップした。

 7月の大谷は24試合で91打数26安打の打率2割8分6厘、6本塁打、14打点、12盗塁。チームは11勝13敗で今季初の月間負け越しを喫した。ドジャースは63勝46敗の貯金17でナ・リーグ西地区首位であることに変わりはないが、59勝51敗の貯金8で2位のパドレスが4・5差、3位のDバックスが58勝51敗の貯金7で5差まで迫ってきた。

 この日は昨年11月の左肩手術から復帰2戦目の通算210勝左腕・カーショーが4回途中6安打7失点で今季初黒星を喫した。タイガースからフラーティをトレードで獲得するなど補強も行ったが、チームでは山本由伸投手(25)ら先発陣に故障者が続出。最近では救援陣が打ち込まれる試合も多く、7月は平均5・7失点と崩壊状態だ。ロバーツ監督は「9回を任せられる投手(守護神)が誰になるか、それは私にも分からない。正直、ここ30日間ほどはこの状態が続いている。ハドソン、フィリップス、バンダ、コペック…。一人に決まっていたら、私の仕事は格段に楽になるが、そうすればいいとも思えない」と頭を抱えた。

 野手陣にもここにきて離脱者が目立つ。大谷と同じ“MVPトリオ”のベッツは左手骨折から打撃練習を再開し、復帰が迫ってきたが、病気の息子の看病のためフリーマンの復帰時期は未定。ロハス、マンシーらも欠き、T・ヘルナンデスやスミスといった主力の調子も下降。大谷にかかる負担が大きくなっているのは間違いない事実だろう。大谷も「踏ん張り時」と話しており、故障者が戻ってくるまで耐えるしかない。

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