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吉田正尚は連続試合安打が「7」でストップもチームのサヨナラ勝ちに「最後、勝てて良かったです」

スポーツ報知 2024年8月1日 13時28分

◆米大リーグ レッドソックス3xー2マリナーズ=延長10回=(31日・米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイ・パーク)

 レッドソックスが延長10回にサヨナラ勝ちし、球宴明け4カード目で初の勝ち越しを決めた。「3番・DH」で先発した吉田正尚外野手は2-2で迎えた7回1死一塁で迎えた第4打席で、代打を出されて交代。2打数無安打1得点で、連続安打試合が「7」でストップした。打率は2割7分9厘。

 ディバースの打球が左翼グリーンモンスターを直撃し、二塁走者のオニールが本塁に駆け込むと、吉田も勢いよくベンチを飛び出した。今季4度目のサヨナラ勝ち。2-2で突入した延長10回の劇的幕切れに、本拠地が揺れた。「最後、勝てて良かったです。(ワイルド・カードを)争っているチームですし、接戦をモノに出来るか、出来ないかは、今後の試合も非常に大きいと思います」と吉田。コーラ監督は「苦しい戦いだったけど、本当に勝てて良かった」と安堵の表情だった。

 全員でつかんだ勝利。トレード加入したジャンセンが捕手として初先発。中継ぎ右腕シムズが2番手で無失点。今季最長の7試合連続安打の吉田には、代打が出された。2-2で迎えた7回1死一塁、勝ち越しのチャンス。相手3番手は、前日に吉田が一ゴロに倒れた左腕・サウセド。左投手に今季、打率3割1分3厘のオニールが起用された。オニールは四球を選び、代打策は成功かと思われたが、続くディバースのニ飛で、オニールが守備妨害をとられて痛恨のダブル・プレー。コーラ監督の猛抗議もかなわず。フラストレーションがたまった試合が、サヨナラ勝ちで報われた。

 この日の吉田は、四球で出塁した初回にディバースの左中間二塁打で三進し、暴投で右足から滑り込み、先制のホームを踏んだ。本塁をカバーした先発カービーにブロックされ、左すねを負傷したが、自力でベンチに戻り出場を続けた。第2打席は相手失策に乗じて出塁し、続くディバースの4球目にスタート。左前打で、エンドランが決まって三塁を陥れた。連続試合安打はストップしたが、走塁で奮闘した。

 左親指痛で5月は全休し、6月の月間打率は2割と苦しんだが、7月は月間打率3割3分3厘とV字回復。2日からは敵地でレンジャーズ戦。負けられない戦いが続く。

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