◆パ・リーグ 日本ハム―オリックス(1日・エスコンフィールド)
アーティストのGACKTが、ファーストピッチセレモニーに登場した。
いつものように黒系の衣装で姿を見せたGACKTは「エスコンフィールドにお集まりの両チームのファンの皆さん、お元気ですかー!」と絶叫。反応が薄いと「これから両チームの激闘が始まる、そんな中でこの程度の声援ではチームの方々の背中を押せません。皆さん、お元気ですかー!」と再びファンをあおった。
「今回、僕のようなド素人がこんなすてきな場に招いて頂いて非常に光栄に思っていますが、皆さんも普通にただ始球式を見るのでは面白くないんじゃないかとそう思い、自分自身にも球が届くかどうかではなく、9回の裏2アウト二、三塁、2―3まで追い込まれているピンチの状況の中での一投をイメージして投げたいと思います。マウンドに初めて立つ緊張感を皆さんも一緒に味わって頂けたら、そう思います。応援、そして打ち取れるかどうか、それを楽しんで頂けたらなと思います」と話し、マウンドへ上がった。
左利きのGACKTは、打者・松本剛に対しセットポジションから右膝を高く上げるダイナミックなフォームで投球。外角高めに外れたものの、見事なノーバウンド投球を披露した。ゾーンを大きく外れるボールに本人は苦笑いだったが、スタンドからは温かい拍手が送られていた。