パリ五輪の柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した、長野県出身の出口クリスタ(カナダ)が1日に自身のX(旧ツイッター)を更新。ネット上での誹謗(ひぼう)中傷について言及した。
日本語と英語で文書を掲載。「コメント欄を見ていて悲しくなるし、私が戦ってきた選手に対してあまりにも申し訳ないので、ここにコメントさせて貰います」と前置き。「選手を庇(かば)いたくなる気持ちも分かるけど、こういう所での不毛な争いは国や選手、色んな人を巻き込んでマイナスなイメージを植え付けるだけで得する人は誰一人としていないです」と考えを記した。
続けて「ネガティブな意見を持つな、って言っているのではなくて、他人が悲しくなるような言葉の矢をわざわざ放たなくてもいいんじゃないでしょうか」と私見。「確かにしょっぱい試合ばっかだったけど、皆自分のベストを尽くしたわけで。畳に立った人達は互いをリスペクトしてベストを尽くしているのだから、応援してくれた皆様にもそうして貰えると有難い」とした。