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体操団体総合決勝前日でのミーティング 萱和磨の思い「電光掲示板の2番 絶対に嫌」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月1日 23時53分

 体操男子団体で金メダルを獲得した日本チームが1日、「報道ステーション」(月~金曜・午後9時54分)に出演した。パリのスタジオとつないで、現地にいるサッカー元日本代表の内田篤人さんのインタビューなどに答えた。橋本大輝、主将の萱和磨、谷川航、杉野正尭、個人総合との2冠を達成した岡慎之助の5人が金メダルを首からさげて登場した。

 前日に個人総合で日本選手4連覇となる金メダルを獲得した岡が最初に質問に答えた。「過去に勝ち続けていた航平さん(内村)もいて、大輝くん(橋本)も連覇して、今回自分が連覇できてってことは、自分としてもうれしいですし、今後の体操の発展にもつながるのではないかなと思ってます」と、笑顔を見せた。

 競技中に岡に声をかけていたことを、問われた橋本は「日本人として2人で一緒に頑張りたいと思っていたので、彼はノビノビと演技をしていて、きれいで、美しい日本の体操を表現してくれたのがうれしかったです」と、答えた。

 団体決勝で最後の種目に臨む前に中国とは3点以上の差があった。メンバーを鼓舞し続けた萱は「すごい差なんですけど、誰しも諦めそうになりましたし、僕も一瞬諦めそうになったんですけど、絶対に諦めなければ何かあると思ったので、前を向いて金メダルを取るんだって気持ちが強い方が絶対に勝つと思ったので、5人で力を合わせて、最後まで行けるように声をかけさせてもらいました」。

 決勝の前夜に5人でミーティングを行った。萱は「東京五輪でも銀メダルで、パリ五輪の予選では中国が首位だったので、そこでは2位で、その時電光掲示板を見て日本が2番目に映ってて、やっぱり本当に嫌だなと思って、本当に金メダルを取りたいと思ったので、改めて、もう一度体操ニッポンの目標を再確認するために話させていただきました」

 最終演技の鉄棒のトップバッターで高難度の技を決めた杉野は「日々の練習の積み重ねていった結果だと思う。手を上げて演技が始まるときに、何か『成功するな』っていう少し未来が見えたような感覚が生まれたので、堂々と演技できたのかなと思います」と振り返った。

 最終演技の鉄棒では、日本のアンカー橋本の背中を他のメンバーがたたいて、送り出した。谷川は「お前なら絶対いけるぞと、自信を持って演技してもらえるようにパワーを送りました」と、話していた。

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