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バスケ男子、八村塁離脱の日本は2大会連続3戦全敗で終戦 1次リーグ最終戦でブラジルに敗れ、史上初の8強進出ならず

スポーツ報知 2024年8月2日 19時43分

◆パリ五輪 第8日 ▽バスケットボール男子1次リーグ 日本84―102ブラジル(2日、ピエール・モロワ競技場)

 世界ランク26位の日本は、1次リーグB組最終戦で同12位のブラジルに84-102で敗れ、3連敗。前回の21年東京五輪に続き、3戦全敗で大会を終えた。史上初の「8強入り」を掲げた“史上最強”ホーバス・ジャパンの挑戦が終わりを告げた。

 この日、試合前に八村塁(レイカーズ)が左腓腹筋の負傷のため、日本代表チームから離脱すると発表があった。7月30日の1次リーグ第2戦フランス戦(90●94)の試合後、左ふくらはぎに違和感を覚え現地でMRI検査を実施した結果、左腓腹筋の負傷と診断されたという。大黒柱を欠いた試合となった。

 日本は昨年W杯(沖縄)で史上最多3勝を挙げて、48年ぶりに自力での五輪出場権を獲得した。パリ五輪では初戦から、3年ぶりに八村、NBAで6季プレーした渡辺雄のダブルエースがそろい踏み。生命線となる3点シュートとリバウンドを強化し、世界へと立ち向かった。

 初戦(27日)は23年W杯王者・ドイツと戦い、77―97で敗れた。日本は前半を8点ビハインドで折り返すも、最終第4クオーター(Q)の勝負所でミスが重なり、自分たちが展開したい速いバスケを相手にやられた。エース・八村は20得点、10リバウンドの“ダブルダブル”で奮闘し、左ふくらはぎ肉離れから復帰した渡辺雄も16得点と躍動したが、優勝候補に屈した。

 第2戦(30日)は地元・フランスと対戦。NBA新人王で、224センチの“怪物”ウェンバンヤマ、NBA最優秀守備選手賞を獲得した216センチのゴベールを擁する強豪国に、互角の展開を繰り広げるも、70―72の最終第4Qでエース・八村が痛恨の退場。日本はそこから粘り、司令塔の河村勇輝(横浜BC)が3点シュート、レイアップと得点を重ね、残り10・2秒で4点リードした。「大金星」が迫る中、相手選手に4点プレーを献上。84―84で試合は延長戦に突入。最後はフランスのウェンバンヤマに立て続けにゴールを許し、大金星を逃した。

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