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サッカー男子日本・大岩剛監督、スペイン戦へ「90分ないしは、延長、PKも含めていい準備をしたい」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月2日 3時36分

 【リヨン(フランス)=後藤亮太】8強に進出したサッカー男子日本代表が1日、2日(日本時間3日未明)に行われる準々決勝スペイン戦に向けて試合開催地のリヨンで冒頭15分のみ公開で前日練習を行った。

 1次リーグはパラグアイ(5〇0)、マリ(1〇0)、イスラエル(1〇0)に3戦全勝。日本史上初の24歳以上のオーバーエージ(OA)不在での8強入りに加え、初の3戦連続無失点勝利を飾った。

 スペインとの準々決勝で新たな歴史の上書きを期待されるが、大岩剛監督は「我々は積み上げてきたものを発揮することでグループリーグを突破したので、それを引き続きやること。準々決勝はノックアウトなので、90分ないしは、延長、PKも含めていい準備をしたい」と前を見据えた。

 大岩ジャパンでは22年11月のスペイン遠征で0―2で敗戦。前半30分までは相手を押し込んだが、負傷者などが出た前半途中からボールを支配され、その後は一方的に圧倒される内容だった。指揮官は「私自身もそうですし、選手も経験して、色々なことを感じたと思います。(山本)理仁も言ってましたけど、あのゲームが我々のターニングポイントというか、同じようなスタイルでサッカーをやったので、我々がものすごく前半の30分までは相手を押し込んでやったサッカー、その後、圧倒的に支配をされて負けたという時間。そういうものがあの90分に凝縮されていると我々は思っている」と振り返るほどだった。

 だからこそ、進化を証明するのに最高の相手とも言える。「2年弱たって、お互いメンバーは変わりましたけど、どうなっているのかというのは、いい指標になるんじゃないかな」。作り上げている歴史をさらに更新していく。

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