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体操女子、バイルスが2016年リオ五輪以来の金メダル。メンタルヘルスで棄権した東京五輪の雪辱を果たす

スポーツ報知 2024年8月2日 3時42分

 ◆パリ五輪 第7日 ▽体操女子 個人総合決勝(1日、ベルシー・アリーナ)

 2016年リオデジャネイロ五輪で団体総合、個人総合、種目別跳馬、種目別床運動の4種目で金メダルを獲得したシモーン・バイルス(米国)が4種目合計59・131点で2大会ぶりの金メダルに輝いた。

 2021年東京五輪では、メンタルヘルスに問題を抱え、団体総合決勝の途中で演技を棄権。その後、多くの決勝を棄権し、種目別平均台決勝だけに出場し銅メダルを獲得した。

 そのバイルスが五輪に戻ってくるとあって、今大会の女子体操はバイルス一色。この日も、演技をするたびに大歓声があがった。1種目目の跳馬で価値点6・4点の大技に挑み、驚異の15・766点をたたき出し首位発進だ。

 2種目目の段違い平行棒で、下のバーでひざが曲がるミスが出た。13・733点と、バイルスとしては点が出ず、合計29・499点で3位に後退した。しかし、3種目目の平均台で14・566点をマークし、最後の床運動を残し、合計44・065点で再び首位に躍り出た。

 最後は最も得意の床運動。高い跳躍に、見事な着地を連発し、15・066点の高得点をマーク。合計59・131点で、銀メダルのレベカ・アンドラデ(ブラジル)に1・199点の差をつけ、東京の悔しさをパリで晴らした。銅メダルはスニーサ・リー(米国)だった。

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