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パリ五輪第7日まとめ…柔道の連続メダル獲得が5日でストップ、フェンシングはフルーレ団体が日本女子初メダル獲得 バスケ、バレーは2連敗

スポーツ報知 2024年8月2日 7時14分

◆パリ五輪 ▽第7日(1日)

 期待された種目で敗戦が相次いだ。柔道では男子100キロ級で21年東京五輪金メダリストのウルフ・アロン(パーク24)が敗者復活戦で敗れた。女子78キロ級3位決定戦では高山莉加(三井住友海上)も敗れ、6日連続でのメダル獲得はならなかった。

 球技では日本勢がそろって黒星を喫した。バスケットボール女子は1次リーグ第2戦でドイツに64―75で敗れ連敗。準々決勝進出へ厳しい状況に追い込まれた。バレーボール女子は第2戦でブラジルに0―3で敗れ、こちらも2連敗。2大会ぶりの8強入りに暗雲が垂れ込めた。

 卓球は女子シングルス準々決勝が行われ、初出場の早田ひな(日本生命)はピョン・ソンギョン(北朝鮮)に4-3と勝利したが、平野美宇(木下グループ)は申裕斌(韓国)に3―4で敗れた。張本智和(智和企画)は男子シングルス準々決勝で樊振東(中国)に3―4で競り負け、敗退した。

 快挙もあった。フェンシングでは日本女子が五輪で初のメダルを獲得した。フルーレ団体3位決定戦でカナダに33―32と1ポイント差で競り勝ち、銅メダルを獲得した。

 バドミントン勢は明暗を分けた。女子ダブルス準々決勝で、志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)は、フォーゴール、チューイセン組(デンマーク)を2-0で破り、準決勝に進出した。混合ダブルスでは準決勝で東京五輪銅メダルの渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)が、世界ランク1位の鄭思維、黄雅瓊(中国)組にストレートで敗れた。女子シングルス1回戦では大堀彩と山口茜がともに8強入り。

 男子20キロ競歩は21年東京五輪銀メダルの池田向希(旭化成)が7位。古賀友太(大塚製薬)も8位とダブル入賞を果たした。池田は人気モデルの「みちょぱ」こと池田美優のはとこ。 

 ゴルフは男子第1ラウンドで松山英樹(LEXUS)が8バーディー、ボギーなしの8アンダー、63をマークし、単独首位発進を決めた。中島啓太(フリー)は4バーディー、3ボギーの70で1アンダーの29位につけた。

 体操女子個人総合決勝では五輪初出場で16歳の岸里奈(戸田市SC)が4種目合計53・965点で11位、同じく初舞台に挑んだ16歳の中村遥香(なんばク)は合計53・099点で15位だった。

 競泳では女子200メートル平泳ぎ決勝で、競泳史上最年長の33歳での五輪に臨んだ鈴木聡美(ミキハウス)が4位入賞。12年ロンドン五輪以来、12年ぶりに挑み入賞の偉業を果たした。男子200メートル個人メドレー準決勝では、予選1位通過の瀬戸大也(CHARIS)が今季自己ベストの1分56秒59を出し、全体5位で上位8人による決勝に進出した。

 ホッケー女子では1次リーグでフランスに1―0と勝利。2012年ロンドン大会の南アフリカ戦以来、3大会ぶりの白星を挙げた。

 悪天候で延期されていたサーフィン女子シングルスでは松田詩野(TOKIOインカラミ)がエロスタルベ・ナディア(スペイン)に敗れ、3回戦で敗退した。

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