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エンゼルスのトラウトが胸中吐露「さらに強くなって戻ってくる」自己ワースト29試合出場で今季終了へ

スポーツ報知 2024年8月2日 8時4分

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)が1日(日本時間2日)、今季中の復帰を断念したことを自身の「X」(旧ツイッター)で発表した。

 メジャー14年目の今季は、ドジャースに移籍した大谷翔平投手(30)の穴をも埋めるかのように開幕からエンジン全開だったトラウト。29試合出場で打率は2割2分ながらメジャー1番乗りで2ケタ本塁打の10号に到達するなど、10本塁打、14打点の成績を残していた。だが、4月29日の本拠地・フィリーズ戦の出場を最後に、左膝半月板の損傷で手術を受けるため離脱。「つらい。イライラするし、悔しいが乗り越える」と涙をこらえながら話していた。

 手術を終えてリハビリをこなし、7月23日(同24日)にはマイナーで復帰戦に挑んだが、再び左膝に痛みを訴えてたった1試合のみの出場に終わった。再検査の結果、左膝の再手術を受ける見通しとなり、今季中の復帰を断念することになった。「X」でトラウトは「5月3日の半月板修復の手術を受けてから、リハビリは予想以上に長く、困難なものになった。数か月の間、懸命に努力したが、昨日MRI検査を受けて、左膝半月板が断裂しており、再度手術を必要であることが分かり、今季中に復帰するという希望は消えてしまいました」と告白した。

 今後へ向けては「ファンの皆様と同様にして、私にとっても悲しく、悔しいことです。多くの人を失望させることは理解していますが、信じてください。私はさらに強くなって戻ってくるために全力を尽くします。これからもチームとチームメートが戦うことをダグアウトから助け続けます」と宣言した。

 トラウトの29試合出場は、メジャー14年間で自己ワースト。14、16、19年にMVPに輝いたスターも、21年以降は度重なる故障に悩まされ36、119、82、29試合の出場にとどまっている。通算1518試合に出場し、378本塁打、954打点、打率2割9分9厘、212盗塁。19年から30年まで12年間総額4億3000万ドル(約479億円=契約時のレート)の超大型契約をエンゼルスと結んでいる。

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