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「ノア」征矢学、「N―1」初制覇へ「サウナ特訓」…苦手「暑さ」克服に「ととのい過ぎて全てが開きました」…8・4横浜開幕

スポーツ報知 2024年8月2日 8時45分

 プロレスリング・ノアの真夏の最強決定戦「N―1 VICTORY 2024」が4日、横浜武道館で開幕する。

 6回目を迎える今年の「N―1」は、A、Bブロックにそれぞれ8選手計16選手が参加。開幕戦の横浜武道館から8月25日の愛知・名古屋国際会議場大会まで公式戦を行い、9月1日大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場大会にてAブロック、Bブロックの1位選手による優勝決定戦を行う。

 参戦選手が最終調整に励む中、Aブロックにエントリーした征矢学が1日、東京・調布市の銭湯「湯の森 深大湯」で報道陣へ練習を公開した。

 連日、記録的な暑さに襲われている日本列島。今年の「N―1」制覇へ誰よりも意欲を燃やしている男は、「相手に勝つことはもちろんですが、何よりもこの暑さにも勝たなければいけない」と決意。リーグ戦へ向けサウナでトレーニングを敢行してきたという。

 サウナは「大嫌い」だという征矢。「暑いのが苦手でスーパー銭湯に行ってもサウナ5分、水風呂15分」というローテーションだと明かした。昨年の大会ではリーグ戦で潮崎豪と並んで勝ち点トップも優勝戦進出決定戦で敗れた。あと一歩のところで涙をのんだ昨年。今年は、3月に長年悩まされてきた負傷していた左肘を手術し3か月間、長期欠場。休んでいる間に10キロのダイエットに成功し肉体を腹筋が割れるまで研ぎすませ改造。さらに自らの苦手を克服しなければ初優勝達成はできないと一念発起。そこで参戦が決定してからの2週間、「大嫌いな」サウナへ人知れず通い酷暑対策を整えてきた。

 トレーニングは、N―1公式戦と同じ30分1本勝負。激熱のサウナで他の客に迷惑にならないよう体を動かし水風呂に入り30分ぶっ通しで滝のような汗を流し暑さと戦ってきた。

 この日は、関係者の尽力で休館日の銭湯で練習を公開。70度を超えるサウナに黄色いショートタイツ姿で入りスクワット、腕立て伏せ、腹筋、ジャンピングスクワットなどを黙々とこなし、水風呂をはさみ30分間の「サウナ特訓」を公開した。

 公開練習後に全身が汗でまみれながら取材に応じた征矢は、サウナ特訓の狙いを「暑さをまず克服しないと勝敗が大きく左右されるんじゃないかと思った。正直、サウナは大嫌い。自分の中でこの暑さを克服できたら勝利に貢献できるんじゃないかなという思いで取り組んでいます」と明かした。効果は「暑さに対応できるようになってきた」と手応えを明かしたが「熱中症になったら、それこそ本当に参加できなくなっちゃうんでそこは自分なりに無理なくやってきました。その結果、多少なりともサウナが好きになった」とほほ笑み「逆に暑さを味方につけて。それ以上に自分の熱気では熱くしたい」と見据えた。

 肉体改造にサウナ特訓で「神的にも自分の弱点を克服してコンディションは過去最高」と胸を張り、開幕戦の8・4横浜武道館で戦う「ALL REBELLION」の拳王戦へ「最初から全力で飛ばします。暑さと一緒。俺自身がその熱量で闘い抜く覚悟で飛ばしていきます」と必勝を宣言。サウナ特訓で「ととのったか?」と聞かれ「ととのいすぎて開きました。はい、完璧に開きました。全ての血管、毛細血管、頭の感性。全てが開きました」と覚醒を激白。その後、水風呂へ飛び込み「気持ちいぃぃ~!」と絶叫していた。

 ▼「N―1」出場選手は以下の通り

 ◆Aブロック

清宮海斗(2年ぶり4回目の出場)

マサ北宮(6年連続6回目の出場)

大岩陵平(新日本プロレス/初出場)

ジャック・モリス(3年連続3回目の出場)

ドラゴン・ベイン(初出場)

ルイス・マンテ(DRAGONGATE/初出場)

ジョシュ・ブリッグス(NXT/初出場)

※出場予定だった潮崎豪は「胸椎第2棘突起骨折」で欠場。

 ◆Bブロック

拳王(6年連続6回目の出場)

征矢学(2年連続4回目の出場)

佐々木憂流迦(初出場)

稲村愛輝(2年連続3回目の出場)

イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(3年連続4回目の出場)

アルファ・ウルフ(初出場)

タイタス・アレクサンダー(初出場)

タビオン・ハイツ(NXT/初出場)

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