７日に開幕する第１０６回全国高校野球選手権大会の公式練習が２日、甲子園球場で始まった。コロナ禍の影響で夏は１９年大会を最後に行われていなかったが、今春センバツから再開。組み合わせ抽選会が行われる４日までの３日間で全代表校の選手が聖地の土を踏む。
午前８時。サイレンを合図に、代表４９校のトップを切って白樺学園（北北海道）ナインがグラウンドに駆けだした。キャッチボールとノックで持ち時間を全て守備練習に費やし、土の感触を入念に確認した。
前回出場時の２０１５年は公式練習がなく、球場見学のみだった。藤原悠楽（ゆら）主将（３年）は「自分たちは恵まれてる環境でやらせてもらって、いろんな方々に感謝したい。一発目に出来たので、チームとしてはとてもうれしい。（甲子園球場は）すごい迫力があって、とても入るのに緊張しました」と感激していた。