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【高校野球】7回制検討に大阪桐蔭・西谷監督「現場の声も聞いていただきたい」報徳学園・大角監督、智弁和歌山・中谷監督の見解は…

スポーツ報知 2024年8月2日 19時15分

 日本高野連は2日、オンラインで理事会を開き、7イニング制について検討する「高校野球7イニング制に関するワーキンググループ(WG)」を設置したと発表した。

 すでに6月21日、7月22日にWGの会合を開催。ただ高野連はこのWGについて、7イニング制導入に伴うメリットやデメリットの整理、諸外国での実施状況の分析を進める組織であり、導入の可否を決める場ではないと説明した。今後も複数回開催し、12月に予定されている理事会で整理した内容を報告する。

 この日は甲子園球場で5年ぶりとなる甲子園練習が初日を迎えた。ここでも7イニング制導入検討についての質問が及び、大阪桐蔭の西谷浩一監督は「いろいろな角度から話していくことはいいこと。私個人としては、9イニングやってもらいたいなという気持ちを持っています。8回、9回というのはすごく大事ですし、いろんな方でいろんな話をしていただいて、現場の声も聞いていただきたいと思っています」と心境を明かした。

 2年連続センバツ準Vで、今夏6年ぶりに甲子園出場を決めた報徳学園の大角健二監督は、導入に対して寂しい部分もあるとしながら「どの競技も、社会の流れと進化していくことは必要。まだまだ議論という段階だとは思いますが、必要なことだと思います」とコメント。また「報徳は昔からラッキー8と言いまして、8回に何かが起こると言われていましたので、そういった意味では7イニングになることでまた新たな伝統を作らないといけないなと思います」と、前向きな姿勢を示した。

 2年ぶり27度目の出場の智弁和歌山を率いる中谷仁監督は「決めるべき人が、しっかり精査して考えてくれていることだと思うので、決まったことに従って精いっぱい頑張るだけです」と話した。

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