Infoseek 楽天

父の遺影が見守る中で約8分の死闘制し斉藤立が準決勝進出!日本柔道史上初の親子2代メダルへ王手

スポーツ報知 2024年8月2日 19時18分

◆パリ五輪 第8日 ▽柔道(2日、シャンドマルス・アリーナ)

 柔道男子100キロ超級の斉藤立(JESグループ)は準々決勝で、延長の末、アンディ・グランダ(キューバ)に勝利。約8分の死闘の末、最後は内股で技あり。準決勝に進出し、メダル獲得に王手をかけた。

 立は1984年ロサンゼルス、88年ソウル五輪を連覇した故・斉藤仁氏(享年54)の次男。22年世界選手権2位、22年全日本選手権優勝など実績を残して、昨年8月にパリ五輪代表に内定。日本柔道で初めて親子で五輪代表となった。親子2代でのメダル獲得となれば、日本柔道史上初の快挙となる。

 初戦の2回戦では21年東京五輪金メダリストのルカシュ・クルパレク(チェコ)を鮮やかな内股で1本勝ち。準々決勝でも観客席で父の遺影が見守る中、快勝した。

 ◆斉藤立(さいとう・たつる)2002年3月8日、大阪市生まれ。22歳。5歳で柔道を始め、小6で全国少年大会優勝。大阪・上宮中―国士舘高―国士舘大。全日本選手権は19年に史上最年少17歳1か月で出場し、22年に年少3位の20歳1か月で初優勝。22年マスターズ大会優勝。世界選手権は22年2位、23年7位。191センチ、165キロ。家族は母と兄。

この記事の関連ニュース