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里崎智也氏、28年五輪で復活の野球は「見たこともない選手が入ってくるのでは」 NHK「球辞苑」10周年で大阪公開収録 

スポーツ報知 2024年8月2日 21時52分

 プロ野球のマニアックなポイントを深掘りし、今月で番組開始10周年を迎えたNHK・BS「球辞苑」(月曜・後11時25分)の公開収録「ファン投票スペシャルin大阪」(26日放送)が2日、NHK大阪ホールで行われた。

 番組の公開収録は昨年8月の東京開催に続いて2度目。昨季、阪神VSオリックスの日本シリーズで沸いた関西発信の特別版で、番組ホームページに寄せられた「取り上げてほしいテーマ」のランキングベスト10をもとに、50分の番組が制作できるかのネタ決め会議を公開で実施した。

 「四球」など正統派なテーマや「芝」などの変わり種を、MCのナイツ・塙宣之のほか、野球解説者の里崎智也氏、掛布雅之氏=スポーツ報知評論家=、阿波野秀幸氏、荒木雅博氏らが実体験を交えて語り合った。塙は収録開始時に「今から野球が始まりますし、五輪のバスケもありますが大丈夫ですか? 大阪に里崎さんのファンっているんですか?」と熱心な関西のプロ野球ファンに問いかけ、会場を沸かせた。

 収録後には塙、掛布氏、里崎氏が会見に出席。塙は「たくさんの方が同じところで共感していただき、楽しかった」と充実の表情。五輪に負けないぐらい熱いセ・リーグの優勝予想コーナーでは「ゴリゴリのジャイアンツファン」の塙は予想外のチームを挙げたが「ここ最近、球辞苑で優勝予想をジャイアンツと書いて優勝した試しがない。書かない方がいいかな、と思って」と苦悩を明かした。

 番組で今後取り上げてほしいテーマについて、掛布氏は「データがなく本能でやっていた我々の時代と、今の野球の違いを探る回を作ってほしい」。里崎氏は「『芝』なんてこちらサイドでは思いつかない。興味がある。内野が土と芝とのエラー率の違いなど、ニッチですが、この番組でしかできない」と希望した。

 現在、パリ五輪の真っただ中。五輪での野球は12年のロンドン、16年のリオでは実施されなかった。2021年の東京五輪は開催競技都市提案で追加競技種目となり日本が金メダルを獲得したが、パリでは世界的普及度の低さなどのため種目に採用されず。しかし、28年のロサンゼルス五輪ではまた復活する。

 掛布氏は「ロス五輪ではピッチクロックやタイブレーク導入などもあるかもしれない。ルール変更の対応を考えながらペナントレースをやっていかないといけない部分はあるのかな」と予測。06年のWBC(日本V)、08年の北京五輪に日本代表として出場した里崎氏は「26年のWBC、28年の五輪も、見たこともない選手が入って来てくるのでは。新戦力が楽しみで仕方がない」といい、コーチなどでの参戦は「僕は解説で大丈夫です。解説でマイアミに行きたい」とキッパリ。塙は「大学の後輩の門脇選手(巨人)に、ぜひ正ショートで」と期待を寄せた。

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