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絶対王者・リネール、勝利直後にキック食らい乱闘騒ぎ ネットも唖然「もはや柔道じゃないじゃん」の声…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月2日 22時30分

◆パリ五輪 第8日 ▽柔道(2日、シャンドマルス・アリーナ)

 男子100キロ超級で12年ロンドン五輪、16年リオ五輪金メダルかつ4大会連続メダル獲得中の絶対王者・テディ・リネール(フランス)が準々決勝でツシシビリ(ジョージア)と対戦。一本勝ち後に相手選手のキックを食らい、あわや乱闘寸前の一幕があった。

 試合はリネールが終盤、鮮やかな一本勝ち。しかし、審判の勝利宣告後もリネールはツシシビリの襟から手を離さず、のど輪攻めのような状態に。これに激高したツシシビリがリネールを蹴り上げ、その場で大げさに寝転んだリネールの顔に自身の顔を近づけ、何やら言葉をかけ、さらにキックを食らわせた。

 両手を高く挙げ、自身は何もしていないことをアピールしたリネールだが、立ち上がると、右腕を突き上げ、圧倒的にフランスファンが多い会場をあおった。

 大ブーイングを受けたツシシビリが再度、リネールに詰め寄ったところで審判が2人を引き離し、リネールの一本勝ち改めツシシビリの反則負けという判定を下した。

 最後は歩み寄って、手を合わせた2人だが、ツシシビリは表情をゆがめ、握手は拒否。さらに会場の大ブーイングを浴びた。

 一方のリネールは自身の正当性をアピールするかのように右手を高く突き上げ退場。大きな拍手を一身に集めた。

 礼儀を重んじる柔道ではあり得ない乱闘劇にネットも沸騰。騒動後には「リネールもやり返してた。どっちもどっちレベルでどうかしてる」、「こんなの柔道じゃないよ。勝っても負けても礼の心を忘れたらただの格闘技だろ」、「柔道どうなってんだよ リネール勝つのはいいけどさ、あんなの負けた方も勝った方ももはや柔道じゃないじゃん」、「両者失格でいいよ 見てられないよ」、「これだから、柔道の『道』のない国際柔道なんだなあ」などの批判の声が集中した。

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