◆パ・リーグ オリックス2―3ロッテ(2日・京セラドーム)
ロッテは今季初の京セラDで4連勝を飾り、貯金が今季最多タイ「11」になった。先発の石川歩が5回5安打無失点でまとめ、2回の田村らの適時打で挙げた3点を計5人の継投で守り切った。
復帰から4戦3勝とした右腕に対し、吉井理人監督は「前回よりも真っすぐが強かったし、コントロールもよかった」と評価。5回67球での交代については「今の石川だと(打順)3回り目は代えてあげた方がいいかなと。行こうと思えば、行けたかもしれない」と説明した。
2回先制の2点適時二塁打の田村については「一発を狙って打ってくれたので、ワンチャンスをものにできてよかったです」と笑顔。リード面についても「よく考えてくれてます。相手の弱点もですけど、自分のところの投手もしっかり研究している。チームで一番頼りになるキャッチャーです」と、絶賛だった。
一方で打線は1点差で迎えた7、9回は得点圏にランナーを置きながら無得点に終わった。9回は1死一、三塁から三塁走者に代走・和田を起用。9番・友杉でセーフティースクイズを試みたが、打球は投手正面に転がり、本塁で憤死となった。指揮官は「友杉のバントが正面になってしまった。ああいうセーフティーバントは一塁側が鉄則。細かいところをまだ友杉はできないので、しっかりできるようになってほしい」と、期待を込めた。