Infoseek 楽天

東京五輪金メダル・素根輝が敗者復活戦を棄権 左膝痛を再発 柔道日本女子は過去最低のメダル2個が確定…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月2日 22時57分

◆パリ五輪 第8日 ▽柔道(2日、シャンドマルス・アリーナ)

 【パリ(2日)=林直史】女子78キロ超級で東京五輪金メダルの素根輝(24)=JESグループ=が敗者復活戦を棄権した。

 女子日本代表の増地克之監督によると、準々決勝で4月のアジア選手権で負った左膝痛を再発。膝が伸びない状況で、本人は最後まで出場を悩んだというが、医師からの「試合にはならないだろう」との診断結果も踏まえて判断した。増地監督によると、本人は憔悴(しょうすい)しきった様子だったという。3日の混合団体への出場も厳しい見通しとなった。

 前年の世界女王だった素根の棄権により、日本女子は今大会で全7階級を終えてメダルは角田夏実の金、舟久保遥香の銅の2個となった。12年ロンドン大会以来の3個を下回り、ワースト記録となった。

 ◆素根 輝(そね・あきら)2000年7月9日、福岡・久留米市生まれ。24歳。7歳で柔道を始め、南筑高2年時に金鷲旗高校大会決勝で男女を通じて史上初の5人抜きを演じる。21年からパーク24所属となり、日大にも進学。世界選手権は19、23年に優勝。全日本女子選手権は2度制覇。得意技は体落とし、大内刈り。162センチ、110キロ。

この記事の関連ニュース