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【阪神】森下翔太が04年桧山進次郎以来の球団8人目の8戦連続打点 今季最長8連勝でリーグ50勝一番乗り 

スポーツ報知 2024年8月3日 5時0分

◆JERAセ・リーグ DeNA2―4阪神(2日・横浜)

 勢いはとどまるところを知らない。阪神・森下翔太外野手(23)が地元の横浜でも勝負強さを見せつけ、真夏の長期ロード初戦の逆転勝利に貢献した。1点を追う6回1死二塁。難敵ジャクソンの内角153キロの直球を「何とかバットに当てて事を起こそう」と強引に振り抜いた。詰まったが、打球は中前にポトリ。二塁走者の近本が全力疾走で同点のホームを踏んだ。

 「スイングの軌道とかが良かった分、野手のいないところに落ちてくれたのかな」。2004年の桧山進次郎以来、球団20年ぶり8人目の8戦連続打点。来日1年目のジャクソンからは4月23日の6回を最後に17回2/3連続無得点と苦しんでいたが、8戦連続安打の背番号1が風穴を開けた。岡田監督も「今日は5回までは(1日までの)巨人戦の疲れやな」と超ご満悦だ。

 次打者の佐藤輝も右翼フェンス直撃の短打で続き、「何とかしないとと思って入った」という大山が決勝の中前適時打を放った。前半戦は打撃不振で2軍再調整を味わったドラフト1位トリオが、現在は絶好調の強力クリーンアップとして君臨。後半戦7試合で打率5割5分6厘の森下は「粘って粘って一気に大量得点を取れているのが今のタイガースの強さ」と誇った。

 チームは今季最長の8連勝。貯金も今季最多更新の「8」とし、セ・リーグ一番乗りで50勝に到達した。4連敗の巨人を抜き去り、2位に浮上。球団史上初の連覇を目指す岡田阪神の進撃は、止まりそうにない。(中野 雄太)

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