J1浦和は3日、鳥栖からMF長沼洋一(27)が完全移籍で加入することで合意したと発表した。背番号は88に決まった。
長沼は広島の下部組織から16年にトップチーム昇格。山形、岐阜、愛媛への期限付き移籍を経て22年夏に鳥栖へ完全移籍した。昨季は右MFを中心に、リーグ10得点。今季は主に左右のサイドハーフをこなして23戦4得点、左右サイドバックなど複数ポジションをこなす万能型だ。鳥栖がJ2自動降格圏内の19位に低迷している中、浦和への移籍を決断した。
長沼は鳥栖を通じて「今のチーム状況で移籍していいのか凄く悩みましたが、選手個人としてのキャリアを考えた時にチャレンジするのがベストだと思いこの決断に至りました。ちょうど2年前にサガン鳥栖に移籍してきて、とても濃い素晴らしい2年間を過ごすことができました。また選手として大きく成長できたこととても感謝しています」などとコメントした。
さらに、浦和を通じて「シーズン途中での加入ですが、1 日でも早く浦和の力になれるよう全力で頑張ります。あの最高なスタジアムで一緒に闘えることを楽しみにしています。応援よろしくお願いします」と呼び掛けた。