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【高校野球】長野日大のエース・山田羽琉はフォームそっくり〝巨人・高梨2世〟 共通の趣味はもちろん…

スポーツ報知 2024年8月3日 14時21分

 7日に開幕する第106回全国高校野球選手権大会の公式練習2日目が3日、甲子園球場で行われた。この日は長野日大が参加した。

 エース左腕・山田羽琉(はる、3年)のフォームは巨人のリリーフ左腕・高梨雄平にそっくりだ。変則のサイドスローで「ピッチングフォームは参考にしている。1番尊敬している選手。ああいうフォームは1番バッターが打ちにくい。自分はそんなに球速がないので、投げ方でバッターをどれだけ打ちにくくするか意識している」と明かした。

 昨夏までは外野手としてベンチ入りしていたが、新チーム始動と同時に「左投げを生かしたい」と投手転向を直訴。春から二段モーションが解禁され、フォーム改造に着手した。「たまたまYouTubeで高梨選手の奪三振ショーの動画が上がっていたから見てみよう」と思ったのがきっかけ。「これだったら勝負になるな」と思い、実践した。始めたときは周囲に驚かれた。「堀内(恒希捕手、3年)はびっくりしていて。ふざけているの?みたいな感じだった」というが、結果を残すにつれて周りから言われることもなくなった。フォームの利点として「元々肩が弱いけど、2段モーションで体をねじることによって球速が上がる」と説明。昨秋は最速が115キロほどだったが、今夏の長野大会2回戦・伊那弥生ケ丘戦では最速132キロを記録。冬に体も大きくし、手応えも十分だ。左右の打者を1割台に抑える高梨と同様に、右打者も苦にしない。「苦手意識は特にない。ここぞというときにインコースをつくのが得意」とクロスファイアーも甲子園では期待できる。

 高梨といえば趣味が料理で「たかなしキッチン」というYouTubeチャンネルを持つ。偶然だが、山田も料理好きだ。「得意料理はチャーハン。ネギを油で炒めて味を出して。チャーシューとか卵とか炒めて入れるとおいしくできる」と熱弁した。

 長野日大は15年ぶり2度目の甲子園出場。「長野県を代表してきているので、優勝を狙ってピッチャーでもバッティングでもチームに貢献して勝利に導きたい」と意気込んだ山田。長野の高梨2世が甲子園で躍動する。

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