◆パリ五輪 第9日 ▽柔道(3日、シャンドマルス・アリーナ)
柔道競技の最後を締めくくる混合団体が行われ、日本は初戦の2回戦・スペイン戦に女子の阿部詩(パーク24)が57キロ以下で出場。個人戦は阿部と同じ52キロ級で1回戦敗退したアリアネ・トロソレルと第1試合で対戦した。
谷落としで技ありを先行される苦しい展開。だが2分15秒の大腰が決まり、一度は一本と判定された。すぐに取り消され、技ありに変更されたが、集中力を切らさなかった。延長が目前となった3分59秒、袖釣り込み腰で技ありを奪って合わせ技一本。日本の1勝目を手にした。
◆混合団体の試合形式 19チームが出場し、男女3人ずつ、計6人で競う。階級は男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子が57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の3つ。先に4勝を挙げたチームが勝利となり、勝利は10点、優勢勝ちは1点、指導の差の勝利は0点とカウント。3勝3敗の場合はポイント差、それでも差がつかない場合は無作為に選ばれた階級でゴールデンスコア方式の決定戦を行う。