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【巨人】4連敗で止め2位再浮上! 岸田逆転3ラン、ヘル&岡本2者連発 ダメ押しは中継ぎ船迫のプロ初打席初打点

スポーツ報知 2024年8月3日 21時24分

◆JERA セ・リーグ 巨人8―4ヤクルト(3日・東京ドーム)

 巨人が逆転勝ちで連敗を「4」で止め、貯金を8に戻した。先発の井上温大投手は岸田行倫捕手の逆転3ランなどで4点の援護をもらい、勝ち投手の権利目前までいったが5回2死から1点を失い降板。直後の5回にヘルナンデス外野手と岡本和真内野手の連続本塁打、2番手で火消し役を果たした船迫大雅投手のプロ初打席初打点となる犠飛で4点を追加し試合を決めた。阪神が敗れたため、2位に再浮上した。

 井上は1回2死から山田哲人内野手を四球で歩かせると、4番・村上宗隆内野手にバックスクリーン左に飛び込む20号2ラン本塁打を浴びた。

 打線は2回、先頭の大城卓三捕手が、ヤクルトの先発・高橋奎二投手から遊撃内野安打で出塁。5試合ぶりにスタメン出場の坂本勇人内野手が、左翼フェンス直撃の二塁打で続き無死二、三塁とチャンスを広げると、岸田行倫捕手が、左翼スタンドに飛び込む値千金の4号3ラン。「みんなで繋いだチャンスで逆転できて良かったです」という一発で一気に逆転した。

 3回は2死から、ここ2試合ヒットがなかった岡本和真内野手が左翼線二塁打を放つと、大城卓三捕手が「追加点がほしいところでしたので積極的に行きました。コンパクトに振り抜けました」と2打席連続ヒットとなる右前タイムリーを放ち4点目を奪った。

 井上は5回、連続の空振り三振で2死を取ったが、2ランを浴びた1回と同様に山田哲人内野手に四球、村上宗隆内野手にも四球を与え2死一、二塁とし、オスナ内野手に左前タイムリーを打たれ、勝ち投手の権利まであと1死のところで降板。2番手で船迫が登板し、中村悠平捕手を一飛に打ち取った。

 直後の5回裏、巨人が追加点を挙げた。先頭で中前打で出塁した吉川尚輝内野手を置いて、ヘルナンデスが左中間スタンドに7号2ラン。続く岡本和も「いい流れに乗れました」と左翼ポール際に17号ソロ本塁打を放ち、高橋をノックアウトした。

 さらに代わった2番手・星知弥投手から大城卓が左前打、1死となってから岸田が右前打、泉口友汰内野手が四球を選び満塁。中継ぎサイド右腕の船迫がそのまま打席に入り、左打ちのプロ初打席で中犠飛。プロ初打点で8点目を挙げると、阿部監督が笑顔で拍手するなど、ベンチも大盛り上がりした。

 船迫が続投した6回も無失点に抑えると、その後も巨人は小刻みな継投でヤクルトの反撃を1点に食い止め、連敗を4で止めた。

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