Infoseek 楽天

【女子野球】神戸弘陵が史上初の2年連続春夏連覇

スポーツ報知 2024年8月3日 16時39分

◆第28回全国高校女子硬式野球選手権大会最終日 ▽決勝 神戸弘陵3―0花巻東(3日、甲子園)

 女子高校野球の「夏大会」全国選手権大会決勝が3日、4年連続で甲子園で行われ、神戸弘陵(兵庫)が花巻東(岩手)を下して2年連続4回目の優勝を決めた。神戸弘陵は「春大会」全国選抜大会を連覇しており、史上初めて2年連続春夏連覇を達成した。

 昨年、東京ドームで行われた、「春大会」決勝と同カードとなった一戦は、神戸弘陵・阿部さくら(2年)と花巻東・千葉穂乃果(3年)の投手戦となった。5回を終えそれぞれ2安打の0行進、均衡を破ったのは神戸弘陵だった。

 6回、1死二塁で主将・田垣朔來羽(3年)の三塁への当たりが悪送球を誘い先制、続く矢島莉々果(2年)の左前打で田垣が二塁から生還した。7回にもスクイズで1点を加えた。最終7回2死からは、不調で今大会1イニングのみの登板だったエース・伊藤まこと(3年)がマウンドに。最後の打者を左飛に打ち取ると、伊藤を中心に歓喜の輪ができた。

 連覇した今年の春大会で全5試合の失点が1と、高い投手力と守備力が定評の神戸弘陵。しかし今大会は伊藤が登板できない中、急成長した2年生左腕の阿部が決勝含めて全6試合に登板し計35回2/3を0封。守備も応えて大会通じて無失点(得点28)と圧倒のチーム力だった。

 一方の花巻東は、男子の硬式野球部と史上初の「男女アベック甲子園出場」。スタンドには、7日の開幕に向け関西入りしている硬式野球部員も、同じユニホームを着て応援した。佐々木洋監督の長女で佐々木麟太郎を兄に持つ主将の佐々木秋羽(3年)は3打数無安打だった。

この記事の関連ニュース