◆第２８回全国高校女子硬式野球選手権▽決勝 花巻東０―３神戸弘陵（３日・甲子園）
花巻東は神戸弘陵に０―３で敗れ、準優勝に終わった。３回に初めて得点圏に走者を進め、４回には３番・平尾美空乃（みくの）捕手（３年）が左前へチーム初安打を放ったが、いずれも得点にはつながらず。６回に悪送球と適時打で２点を先制され、７回にも１点を奪われた。攻撃では６回に初めて走者を三塁まで進めたが、ホームが遠かった。一塁側スタンドには佐々木秋羽（しゅう）主将（３年）の兄で米国・スタンフォード大に進学する、昨夏甲子園８強メンバーの麟太郎（１９）も応援に駆けつけていた。
女子野球部は２０２０年創部。２２年の全国高校女子硬式野球ユース大会、２３年の全国高校女子硬式野球選抜大会で準優勝しており、全国大会の決勝進出は３度目だった。２３年４月に就任した沼田尚志監督はかつて男子・一関学院（岩手）を率いて春夏通算６度、甲子園に出場。今大会は２０１０年夏以来、１４年ぶりの甲子園での一戦だったが、白星を手にすることはできなかった。