◆エイジェックカップ第55回日本少年野球選手権大会 ▽小学生の部1回戦 埼玉新座ボーイズ(東日本ブロック) 20―2 東大阪花園・八尾河内合同ボーイズ(大阪中央支部)=4回コールド=(8月3日・アイアイ伏見桃山スタジアム)
小学生の部の試合が開幕し、埼玉新座ボーイズが猛打を振るって4回コールド勝利を収め、準々決勝へ勝ち上がった。
埼玉新座は初回に1点を先行されたが、その裏の攻撃で先頭打者・豊泉が中越え三塁打。続く大澤主将の右翼越え二塁打で、即座に追いついた。2四球を挟み、無死満塁から小形の右前2点打で勝ち越すと、もう止まらない。芳野もタイムリー二塁打で続き、さらに相手失策と佐部利の犠飛で加点。打者一巡して豊泉がこの回2安打目の適時打を放つと、大澤のバントで2ランスクイズを決めるなど、打者14人で10得点を刻んだ。
2回は無得点だったが、3回にも快音を連発した。まずは1死三塁から堀端、代打・花澤が連続タイムリー。芳野がこの日、2本目の適時打を放つと、その後も押し出し四球などで加点し、再び10得点のビッグイニングとしてコールド決着につなげた。芳野は「いつも練習でやっていることを生かして、後の人につなぐバッティングをしました」と控えめな笑顔でうなずいた。
東日本ブロック予選では、今春の全国覇者で、春夏6度の全国制覇を誇る東京世田谷ボーイズを破って駒を進めてきた。夏の全国初戦で、その地力の高さを披露。チーム最多4打点で勝利に貢献した大澤主将は「ベンチの雰囲気が良かったし、打線もつながり、いい形で点を重ねられました」と手応え十分の表情だった。
◇両チームスタメン
【東大阪花園・八尾河内合同】
1 左 金銅
2 捕 岡﨑
3 遊 高石
4 投 加古
5 中 笹田
6 三 赤堀
7 右 川口
8 一 小屋敷
9 二 巽
【埼玉新座】
1 三 豊泉
2 二 大澤
3 捕 堀端
4 一 根本
5 中 小形
6 遊 芳野
7 投 本橋
8 右 原田
9 左 佐部利