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【女子野球】花巻東・佐々木秋羽主将 初の日本一ならず…家族、仲間へ感謝の涙

スポーツ報知 2024年8月3日 19時12分

◆第28回全国高校女子硬式野球選手権▽決勝 花巻東0―3神戸弘陵(3日・甲子園)

 花巻東は神戸弘陵に0―3で敗れ、準優勝に終わった。2番・左翼でスタメン出場した佐々木秋羽(しゅう)主将(3年)は3打数無安打に終わり「監督さんを日本一にするとみんなでやってきたけど、(神戸)弘陵さんは強かった。でも私たちらしい野球はできた。悔いはないです」と振り返った。しかし「(家族が)甲子園に連れてきてくれてありがとう、と言ってくれて…」と話すと涙を流し、「優勝したかったけど、できなくて悔しいです」。昨夏甲子園8強メンバーで、米国・スタンフォード大に進学する兄・麟太郎(19)も帰国予定を早めて応援に駆けつけてくれ、「(前日に)後悔しないように、とアドバイスをもらいました」と明かした。

 また試合後、沼田尚志監督との会話について「(日本一になれず)ごめんなさいと言ったら、大丈夫だよと言ってくれた。沼田監督と一緒に野球をやれて良かったと思います」と目を潤ませると、3年間を振り返り「勝って終わりたかったけど、みんなとここまで野球がやれてうれしかったです」と仲間に感謝して再び涙がこぼれた。チームは22年の全国高校女子硬式野球ユース大会、23年の全国高校女子硬式野球選抜大会と決勝進出も敗退。3度目の正直を目指した今大会もあと一歩届かなかったが、「いい経験ができた。指導者の方々や応援してくださった皆さんに感謝したいです」と言葉をつないだ。

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