◆親善試合 神戸１―０Ｓランス（３日・ノエビアスタジアム神戸）
ＭＦ伊東純也、日本代表ＭＦ中村敬斗を擁するフランス１部Ｓランスと、Ｊ１昨年王者の神戸が親善試合を行った。
スタメンに名を連ねた日本人コンビが華麗なボールさばき、ドリブルを披露すると、観客は大歓声。左右の２人が起点となり、得点機会を演出した。
前半０―０で折り返すと、後半６分に神戸が先制。ＦＷパトリッキがペナルティーエリア左から、相手ＧＫの動きを読み、右足でシュート。均衡を破る１点を挙げた。
１点を追う後半１１分には、Ｓランスの伊東が右サイドからゴール前にクロスを入れるものの、味方のシュートはゴール上へ外れた。同１５分には中村が胸トラップからシュートを試みたが、神戸ＧＫ新井に止められ、悔しい表情を見せた。伊東、中村はともに後半２０分に交代。神戸に０―１で黒星を喫した。
Ｓランスの日本ツアーは、磐田に引き分け（７月２４日、１△１）、清水に黒星（同２７日、０●３）だったが、首位・町田戦（同３１日）は伊藤のアシストもあり、２―０で勝利していた。
伊東は週刊誌の性加害疑惑報道を受けて２月、日本代表として参加していたアジア杯から離脱し、以来代表招集はなし。準強制性交致傷の疑いで書類送検されているが、不起訴となればアジア最終予選に向け、代表復帰の可能性は高まる。また、女性や記事を掲載した週刊新潮の編集者ら計５人について、名誉毀損（きそん）などの疑いで告訴状を東京地検に提出している。