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J2仙台 MF長沢和輝が移籍後初ゴールとなる決勝弾…首位・清水を2―1で下す

スポーツ報知 2024年8月3日 21時16分

◆明治安田J2リーグ ▽第25節 ベガルタ仙台2―1清水(3日・ユアテックスタジアム仙台)

 6位のベガルタ仙台は3週間の中断期間初戦でホーム・ユアスタに首位の清水を迎え、2―1で勝利した。

 4月に行われた前回の対戦では敵地で2―3と敗れた仙台。特に前半はスコア以上に圧倒され森山佳郎監督が熱いゲキを飛ばすなど、悔しさを味わった。だが、今試合は反省を生かし立ち上がりから主導権を握り、押し込んだ。

 試合開始早々にネットを揺らした。前半4分、ハイプレスからリズムを作り右サイドから攻め込むと、ペナルティーエリア中央手前でボールを受けたMF中島元彦が左足でシュート。グラウンダーのボールはGKの手をかすめポストに当たりながらゴールに吸い込まれた。

 しかし、清水が落ち着きを取り戻し始め、ボール際で激しい攻防を繰り広げた前半38分にはショートパスで左サイドを崩されると、ボレーシュートを止められずに追いつかれた。前半アディショナルタイムにはFWエロンが右サイドの角度がないポジションからシュートを放ったが、得点には結びつかなかった。

 後半立ち上がりには1万9007人が駆けつけたユアスタに歓喜の声がこだました。1―1の後半8分、敵地右でボールを奪いクロスが上がった。一度クリアされたボールに反応したMF長沢和輝が左足でダイレクトシュート。ゴール一直線に向かったボールは相手DFとGKの手をはじいてネットを揺らし、雄たけびを上げながらイレブンと抱き合い喜んだ。

 その後は危ないシーンがありながらも一丸となった守備で体を張り続け、ゴールを死守した仙台イレブン。清水にはリーグ戦直近5試合で1分け4敗と苦しまされていただけに、J1昇格に向けて弾みがつく勝ち点3になった。

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