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江村美咲率いるサーブル女子団体は3位決定戦へ サーブル初のメダルなるか…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月3日 23時3分

◆パリ五輪 第9日 ▽フェンシング(3日、グランパレ)

 フェンシング女子サーブル団体準決勝で、日本はウクライナに敗れ、3位決定戦に回った。日本は開会式で選手団の旗手を務めた江村美咲(立飛ホールディングス)、高嶋理紗(オリエンタル酵母工業)、福島史帆実(セプテーニ・ホールディングス)、交代選手の尾崎世梨(法大)で臨んだ。決勝は日本時間4日の午前2時から行われる。銅メダルとなれば、五輪でのサーブル史上初の快挙となる。

 個人戦では世界選手権2連覇で優勝候補だった江村が、3回戦で敗退。「応援してくれた人にいい試合を届けたかったが、全然自分らしいフェンシングじゃなかった。自分の弱いところ、悪いところが全部出てしまった。そこをコントロールできなかった」と振り返り、団体戦でのメダル獲得へ気持ちを切り替えていた。 

 フェンシングの3種目で唯一、五輪でのメダルがないサーブル。だが女子サーブル団体は2022年世界選手権で初の銅メダルを獲得するなど、着実に強化を進めてきた。快挙達成へ、集中力を切らさずに3位決定戦に挑む。

 パリ五輪で日本のフェンシングは躍動中。男子エペで加納虹輝(JAL)が日本勢個人初の金メダル、女子フルーレ団体では日本女子初の表彰台となる銅メダル、男子エペ団体は2大会連続の表彰台となる銀メダルを獲得した。

 ◇サーブル ハンガリー騎兵隊の剣技が由来。「突き」だけのフルーレ、エペと違って「切り」の動作も加わるのが特徴。頭と両腕を含む上半身全てが攻撃有効面。攻撃優先権を持つ選手が、有効面を突いたり切ったりすると得点が入る。

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