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【阪神】9連勝ならず3位転落 岡田彰布監督は勝ち越し許した左腕をバッサリ「(いつも)一緒」

スポーツ報知 2024年8月4日 5時0分

◆JERAセ・リーグ DeNA10―4阪神(3日・横浜)

 後半戦初黒星で今季最長の連勝は8で止まった。初回に3点を先取する最高のスタートから逆転負けで3位転落。阪神・岡田監督は7回に勝ち越しを許した岩貞を一言で斬った。「(いつも)一緒」。先頭・林へのストレートの四球から2死一、二塁を招き、佐野に決勝打。今季初黒星の左腕は「自滅して申し訳ない」とうなだれた。

 同点の7回の場面でセットアッパーコンビは使いにくい状況だ。桐敷は両リーグ最多46登板。石井も7月からフル回転が続き、ともに後半戦8試合で5度登板している。「毎試合は投げられない」と安藤投手コーチ。リード時のみ起用する予定だったが、ベテラン左腕が期待を裏切ると、8回に岡留も崩れ、今季3度目の2ケタ失点で敗れた。

 本来の強みは中継ぎの層の厚さ。昨季や今季序盤は「勝利の方程式」以外が光った。同点や僅差で追う展開に強かったが、最近は苦戦。7月31日の巨人戦(甲子園)でも、大量リードで漆原と富田が不安定な投球。石井と桐敷を投入した指揮官は「使う気はなかったのに」と嘆いていた。ブルペンの余力がカギを握る後半戦。主力以外の奮起は優勝争いの重要なポイントだ。

 岡田監督はオースティンに2本の同点弾を浴びた大竹にも「(6回を)抑えたら7回から投げるピッチャーも全然違う」とチクリ。首位・広島と1・5差に後退した。(安藤 理)

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