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体操の男子種目別あん馬決勝で杉野正尭は14・933点で6位入賞「すごくプレッシャーがあった」

スポーツ報知 2024年8月4日 1時39分

◆パリ五輪 第9日 ▽体操(3日、ベルシー・アリーナ)

 男子種目別あん馬決勝が行われ、予選を4位で通過した杉野正尭(徳洲会)は、14・933点で6位に終わった。大技の3回旋回などが成功し、技の難度を表すDスコアは6・7点。しかし、技の出来栄えなどをはかるEスコアが、予選よりも0・3点も低い8・233点しか出ず。予選の15・033点を下回る結果となった。「全員に見られてるっていうところに対しての、すごくプレッシャーとかっていうところはありました」

 杉野は過去、何度も代表をあと一歩のところで逃し、誰よりも悔し涙を流してきた。前回の東京五輪は、最後の最後まで代表争いを繰り広げたが、ほんのわずかの差で代表入りを逃し、涙。昨年も世界選手権代表に届かず、試合会場から帰る途中の渋谷で悔し泣き。誰よりも苦い思いを経験し、パリ五輪で初めて代表入り。遅咲きの25歳は、何度跳ね返されても諦めなかった。

 この日も、しっかりと大技に挑戦し成功させたが、惜しくもメダルには届かなかった。しかし、2日後には鉄棒の種目別決勝がある。

「鉄棒がこのオリンピック最後の演技になる。しっかりそこでは金メダルを目指して頑張っていきたい」。気持ちを早くも鉄棒に切り替えた。

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