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杉野正尭、あん馬6位「プレッシャーと緊張とうれしさと」日本勢初の金メダルは4年後にお預け「一から積み上げて」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月4日 7時2分

◆パリ五輪 第9日 ▽体操男子 種目別決勝 (3日、ベルシー・アリーナ)

 種目別あん馬の決勝で、初出場の杉野正尭(徳洲会)は14・933点で6位入賞。団体の金メダルに続いて、今大会2つ目のメダル獲得とはならなかった。長年伝統が続く体操ニッポンの歴史の中で、唯一金メダルがないあん馬。悲願の制覇は4年後へと持ち越された。

 初舞台も堂々と、落下の大きなミスなく演じ切った杉野。14・933点は高得点だが、ライバルたちは15点台を次々連発。スペシャリストがそろう種目別でのメダルは壁が高かった。「世界との差ってものを突きつけられた。一から積み上げて、世界で戦えるように、演技をこれから作って行きたい」と成長を誓った。

 初めて立った五輪の種目別決勝の舞台は「視聴率100%の中で演技するところは感動しちゃうなってぐらいすごく特別な空間だった。その中でも金メダル取りたい思いが強くあったし、プレッシャーと緊張と、でもその中にもうれしさと。いろんな感情があった種目別」と振り返った。

 次は5日に種目別・鉄棒でメダル獲得に挑む。個人種目でのメダルのチャンスは鉄棒が最後。「(あん馬での)本当に悔しい気持ちはすごくあるので、鉄棒ではしっかりその悔しさを晴らしたい」と意気込んだ。

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