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【巨人】菅野智之が7回1失点で2年ぶり、通算9度目の2ケタ勝利 連勝で貯金は「9」

スポーツ報知 2024年8月4日 16時33分

◆JERA セ・リーグ 巨人4―1ヤクルト(4日・東京ドーム)

 巨人が連勝で貯金を「9」とした。先発の菅野智之投手は、小林誠司捕手との「スガコバ」バッテリーで7回5安打1失点、89球の熱投でリーグトップタイ、22年以来となる10勝目を挙げた。通算9度目の2ケタ勝利で、9度以上は、球団9人目(ドラフト制以降入団では5人目)の快挙。

 打線は1回、ヤクルトの先発、44歳の石川雅規投手から先頭の丸佳浩外野手が右前打で出塁したが、吉川尚輝内野手が二ゴロ併殺打。2死となってから、ヘルナンデス外野手、岡本和真内野手が連続四球で歩き一、二塁とすると、前夜3安打と好調の大城卓三捕手が中越えの二塁打を放ち、2点を先制した。

 菅野は4回に太田賢吾内野手に初ヒットとなる右前打を許したが、宮本丈内野手を二ゴロ併殺打に打ち取り、チャンスの芽を摘んだ。5回は1死から二塁内野安打で出塁され、遊ゴロで走者が入れ替わり、岩田幸宏外野手が二塁盗塁を決めた2死二塁から、西田明央捕手に右前タイムリーを打たれ1失点。石川雅規投手にも右前打され一、二塁とピンチが続いたが、ここは長岡秀樹内野手を遊ゴロに打ち取り、踏ん張った。

 追加点がほしい巨人は5回、2死から丸佳浩外野手が右翼線二塁打。吉川尚輝内野手の右中間を破りそうな当たりは、中堅・岩田幸宏外野手が1回に続くファインプレーで好捕、得点できなかった。

 1点のリードで迎えた7回、先頭のオスナ内野手に左前打、1死から送りバントで2死二塁とされたが、西田を左飛に抑えた。

 追加点がほしい巨人は7回1死から泉口友汰内野手が四球、代走の門脇誠内野手が盗塁を決め、得点圏に走者を進めたが、小林が投ゴロ、菅野の代打・長野久義外野手が空振り三振に倒れ、無得点に終わった。

 8回にようやく追加点を挙げた。先頭の丸が四球、1死からヘルナンデスの中前打を右翼から中堅に入った太田賢吾内野手がファンブルする間に丸の代走・立岡宗一郎外野手が三塁へ進み1死一、三塁とすると、岡本和がきっちり中犠飛を打ち、貴重な3点目。さらに、大城卓の中前打での2死一、三塁から、坂本勇人内野手が右前タイムリーを放ち、4点目を奪った。

 8回は高梨雄平投手が無失点。9回は守護神の大勢投手が1四球を出したが2三振を奪うなど無失点に抑え17セーブ目を挙げた。

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